ファイナンシャル・プランニング

初心者が学んだインデックス投資の真実|「安く買って高く売る」からの卒業

初心者が学んだインデックス投資の真実|「安く買って高く売る」からの卒業

投資を始めたばかりの頃、私は「株価を当てること」が投資だと思っていました。
しかし、それは大きな勘違いでした。

この記事では、私が体験した失敗から学んだ投資の本質と、
インデックス投資にたどり着いた理由を紹介します。



■ 初心者時代の私が犯した典型的な失敗

株式投資を始めた当初、私は「安く買って高く売ること」が投資だと思っていました。
企業を調べ、株価が下がったタイミングで買い、上がったら売る。
いわゆる短期売買を繰り返していたのです。

社会人2年目、最初に100万円を投資。幸運にも翌年には+50万円の利益を得ました。
「自分には才能がある」と思い込み、投資額を増やし、信用取引にも手を出しました。
しかし——2016年のチャイナショックで、ほぼ全額を失いました。

■ 損失が「学びの始まり」だった

この経験をきっかけに、「勉強しなければいけない」と痛感しました。
毎日書店に通い、投資本を読み、ネットで情報を集め、ひたすら学び続けました。

その中で気づいたのは、「毎日の株価に一喜一憂しても意味がない」ということ。
株価が上がれば嬉しく、下がれば落ち込む。
まるで心が相場に支配されるような日々でした。

しかし本来、投資とは「株価を当てるゲーム」ではなく、
企業の成長を共有する行為なのです。

■ 株式投資=“事業の一部を保有する”ということ

勉強を続けるうちに、インデックス投資に出会いました。
私はS&P500に連動する「VOO」や、全世界株式に分散できる「VT」を購入。
現在はSBI・V・S&P500インデックスファンドSBI・V・全世界株式(オルカン)を保有しています。
妻はeMAXIS Slim S&P500eMAXIS Slim 全世界株式を積み立てています。

インデックス投資とは、世界中の上場企業の一部を保有すること。
企業が利益を上げれば、その一部が株主である私たちに還元されます。
つまり、企業の活動全体があなたの資産を増やすエンジンになるのです。

■ 会社は誰のために存在しているか

会社は株主のために存在します。
従業員の給与やボーナスが減っても、配当はなるべく維持する。
それほどまでに企業は株主を重視しています。

だからこそ、インデックス投資を長期で続ければ、
世界経済の成長=あなたの資産の成長につながります。

■ 長期投資の安心感

インデックス投資を始めてから、私は株価を気にすることがなくなりました。
最初は毎月3万円の積立から始め、現在では家族で年間約400万円を積み立てています。
日々の値動きに一喜一憂せず、長期的な成長を信じて積み上げています。

正しい知識と習慣を持っていれば、お金は自然と増えていく。
それを日々、実感しています。

■ 投資は「当てるもの」ではなく「信じて持ち続けるもの」

投資とは、企業の努力と世界の成長に“乗る”ことです。
短期的な上下に惑わされず、長期で持ち続けること。
それが本当の投資です。

あなたが正しい知識とマインドを持ってお金を扱えば、
お金はあなたの味方になります。

■ まとめ

  • 投資は「安く買って高く売る」ではない
  • 株価ではなく「企業の成長」に投資する
  • インデックス投資で市場全体を保有する
  • 世界経済の成長=あなたの資産の成長
  • お金をコントロールできる人が最終的に豊かになる

投資とは、心を磨く学びの場でもあります。
焦らず、正しい知識を持ち、長期で続けていきましょう。

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