資産形成ロードマップ|会社員が資産1億円と不動産7棟を築くまで

― 給与 × インデックス投資 × 不動産投資で経済的自由を実現する ―

はじめに

会社員として働きながら、金融資産1億円・不動産資産7棟・年間キャッシュフロー1,000万円を目指す。
それは決して特別な才能が必要な道ではありません。
「正しい考え方」と「継続できる仕組み」があれば、誰でも到達できます。

第1章 ファイナンシャル・プランニング ― 家計の基盤を整える

家計管理がすべての出発点

資産形成の第一歩は「お金を残す仕組み」を作ることです。
節約ではなく固定費の最適化と投資への自動送金
支出を無理に減らすより、ストレスなく貯まる仕組みを作ります。

  • 住宅・通信・保険の見直しで、手取りの10〜15%を確保
  • 変動費は「我慢」ではなく「優先順位」で管理
  • 貯蓄と投資を自動化して「考えなくても増える」家計へ

第2章 資産形成のマインドセット ― 複利を味方につける

「お金に働いてもらう」発想へ

サラリーマンの収入には限界があります。
しかし、お金を働かせることができれば、時間とともに資産は自動的に成長します。

複利は人類最大の発明である(アインシュタイン)

たとえば、月20万円を年5%で運用した場合:

  • 10年後 → 約3,000万円
  • 20年後 → 約8,000万円
  • 30年後 → 約16,000万円

「時間を味方につけること」こそが最大の武器です。

第3章 資産運用 ― 戦略 × 継続

1.インデックス投資で世界経済に投資する

全世界株式(オルカン)やS&P500インデックスに積み立て投資することで、世界経済全体の成長を取り込めます。

  • 低コスト(信託報酬0.1%前後)
  • 分散効果(数千社に自動分散)
  • 長期運用で複利効果最大化

毎月一定額を自動で積み立てるだけで、資産は雪だるま式に増えていきます。


2.不動産投資でキャッシュフローを生む

インデックス投資が“資産を増やす投資”であるなら、
不動産投資は“現金を生み出す投資”です。

モデルケース

項目内容
物件価格1億円(木造新築アパート)
土地建物比率4:6(4,000万 : 6,000万)
自己資金1,000万円
融資条件9,000万円/金利2.3%/35年返済
年間キャッシュフロー約150万円(税引前)

この1棟を基準にすると、35年間のキャッシュフローは5,250万円
さらに土地4,000万円の資産価値が残るため、1棟で約9,000万円の資産構築効果があります。

第4章 実際のシミュレーション ― 1億円の金融資産と7棟の不動産

前提条件

  • 共働きサラリーマン夫婦(30代後半)
  • 世帯年収:2,000万円(夫1,100万/妻900万)
  • 生活費:500万円/年
  • 年間貯蓄額(不動産資金600万円、株資金400万円):1,000万円
  • 金融資産:5,000万円 → 超える部分を不動産へ投資

1棟目:1億円物件購入

  • 自己資金1,000万円+融資9,000万円
  • 年間キャッシュフロー150万円

10年後(40代後半)

  • 投資信託の運用益:累計13,000万円(年5%)
  • 不動産:3棟総額3億円(融資残高2.1億)
  • 年間キャッシュフロー:450万円
  • 純資産:金融+不動産で約2億1,000万円

20年後(50代後半)

  • 金融資産:2.6億円突破(インデックス+積立+複利)
  • 不動産:7棟総額7億円(融資残高5億円)
  • 年間キャッシュフロー:1,000万円
  • 純資産:不動産1.5億+金融資産2.6億=合計4.1億円
提供:https://www.am-one.co.jp/shisankeisei/simulation.html

🏠 前提条件

項目内容
物件価格1億円 × 7棟 = 7億円
自己資金各棟1,000万円(合計7,000万円)
借入金額各棟9,000万円(合計6.3億円)
金利年2.3%
返済期間35年(元利均等)
取得ペース3年おきに1棟(0年・3年・6年・9年・12年・15年・18年)

📉 結果:20年後(=最終取得から2年後)の残債

合計残債:約4億7,700万円


🔍 内訳(概算)

経過年数残債(万円)
1棟目20年約6,800万円
2棟目17年約7,200万円
3棟目14年約7,600万円
4棟目11年約8,000万円
5棟目8年約8,400万円
6棟目5年約8,700万円
7棟目2年約8,900万円
合計約4億7,700万円

🧭 解釈

  • 元の融資総額:6億3,000万円

  • 20年後残債:約4億7,700万円

  • 約1億5,300万円(約24%)を返済済み


💬 コメント

  • 35年ローンのため、20年経ってもまだ約75%の残債が残るのは自然です。
  • ただし、この間に土地価値(約4割=2.8億円)はほぼ残り、建物も減価しながら資産として残ります。
  • 各棟が年間150万円のキャッシュフローを生み出すと仮定すると、
    → 年間1,050万円のCF × 20年 = 2億1,000万円の現金も蓄積。
  • よって、土地+返済進捗+CFを考慮すれば、実質的な純資産は大きく増加している状態です。

このモデルで得られる構造

  • 会社員としての安定収入(人的資本)
  • インデックス投資による複利成長(金融資本)
  • 不動産投資によるキャッシュフローと資産(実物資本)

これら3つのエンジンが回ると、資産が自動的に増え続ける仕組みが完成します。

第5章 資産形成の最終ステージ ― 経済的自由へ

「経済的自由」とは、

仕事を辞めることではなく、続けるかどうかを自分で選べる状態。

資産からの収入が生活費を上回ったとき、あなたは時間と選択の自由を得ます。
家族と過ごす時間、本当にやりたい仕事、学びや社会貢献に時間を使える――
それが、資産形成の本当の目的です。

まとめ ― 誰でも再現できる“王道の資産形成”

✅ 家計:固定費を下げ、収支を自動化
✅ 投資:インデックスで世界に分散投資
✅ 不動産:レバレッジでキャッシュフローを得る
✅ 継続:市場から退場せず、時間を味方につける

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