ファイナンシャル・プランニング

年齢とともに「人的資本」を「金融資本」へ変えていく理由

年齢とともに「人的資本」を「金融資本」へ変えていく理由

年齢が上がるにつれて、人的資本を金融資本へ少しずつ変えていくことが、とても大切になります。
その理由はとてもシンプルです。

若い時は、体力もあり、健康もあります。
長く働くことができ、労働によって収入を得る力が高い時期です。

しかし、年齢を重ねるごとに、体力や気力は少しずつ衰えていきます。
そうなると、「働き続けることで収入を得る」という選択肢が、若い頃と同じようには取れなくなってきます。

そこで重要になるのが、金融資本です。

若いうちから、たとえ少額でもいいので投資を始めておく。
そうすることで、金融資本は時間をかけて育っていきます。

金融資本が育ってくると、やがて
労働からの収入(人的資本)を、資産からの収入(金融資本)が上回る瞬間
が訪れます。

それが30代で来るのか、40代なのか、50代なのか、60代なのか。
このタイミングは人それぞれですが、金融資本への入金額と、始めた時期によって大きく変わります。

一方で、年齢とともに働ける時間や量には限界が出てきます。
もし65歳から年金を受け取る前提で考えると、年金だけで生活費が足りない可能性も十分にあります。

仮に、年間の生活費が400万円かかるとします。
夫婦で手取り年金が200万円ある場合、残りの200万円は資産からの収入で補う必要があります。

株式の配当や、不動産の家賃収入など、
資産が生み出す収入で生活費を賄えるようになれば、
「働いてもいいし、働かなくてもいい」
という選択肢を持つことができます。

体力がある時は働く。
疲れた時は少し休む。
そうした柔軟な選択ができるのは、金融資本が心の余裕を生んでくれるからです。

逆に、人的資本を金融資本に変えないまま年齢を重ねるとどうなるでしょうか。
年功序列で50代半ばまでは収入が伸びる会社もありますが、
役職定年や定年を迎えると、収入は一気に下がることが多いのが現実です。

そこから「今から資産を増やそう」と思っても、
時間はもう味方してくれません

運用リターンを大きく変えることはできません。
だからこそ、私たちにできるのは

  • 時間を味方につけること
  • 複利を活用すること

この2つだけです。

できる限り早く始めて、時間と複利を味方につけ、
資産が育ち続ける土台を作っておく。

それが、将来の不安を減らし、
自分らしい働き方や生き方を選べるようにする、
とても大切な考え方だと思います。

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