アクティブ運用は、なぜ市場平均に勝てないのか
アクティブ運用の投資信託と S&P500インデックスファンドの年間平均リターンを比較したデータがあります。
それによると、S&P500インデックスファンドの平均リターンは 約8.34%、一方でアクティブ運用の投資信託の平均リターンは 約7% でした。
この 約1.3%の差 は、いったいどこから生まれているのでしょうか。
まず理解しておきたいのは、市場平均のリターンとは、勝った投資家と負けた投資家、そのすべてを合計した結果であるという点です。
現在、発行済み株式のおよそ 90% は、投資信託などのファンドを通じて取引されています。
つまり、アクティブファンドの運用者自身も、市場そのものの一部なのです。
実は、経費を差し引く前で見れば、アクティブファンドの運用成績は、市場平均とほぼ同じ水準になります。
それにもかかわらず、最終的なリターンで市場に負けてしまう理由は、非常にシンプルです。
それが コスト です。
アクティブ運用の信託報酬は、平均して 年1%前後。
これは運用マネージャーの報酬、つまり 給料にあたります。
市場に勝てなかったとしても、このコストは必ず差し引かれます。
一方で、低コストのインデックスファンドの手数料は、その 10分の1程度 にすぎません。
この差が、長期で見たときに大きなリターンの差となって現れます。
結果として、プロのアクティブ運用マネージャーは、自分たちの 運用報酬と売買コストの分だけ、市場平均に勝てなくなります。
これが、アクティブ運用が市場に勝ち続けられない理由であり、同時に、低コストのインデックス投資がアクティブ運用に勝ちやすい理由でもあるのです。

会社員として働きながら、長期・分散・低コストを基本としたインデックス投資と安定した家賃収入を生む不動産投資を実践し、金融資産1億円を40代で達成。 培った知識と経験をもとに、”資産形成FP”として活動し、「誰でも経済的自由を目指せる時代」を作ることを目標とします。










